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代理手術

『・・・うう・・・この身体になって何時間立つかしら・・・』

「・・・終わりましたよ」

『あっ!医者さん!!』

「ええ・・・手術が終わりました」

『私の身体!!』

 車いすに乗せて彼女の身体を見せてあげる。

 彼女の手術は完了した。

「麻酔が抜けるまで待ったから・・・少々時間がかかり過ぎてね」

『そんな・・・ことに』

「それともう一つ・・・トラブルがあって・・・」

『トラブル・・・?』

「とにかくさあ早く、元の身体へ!」

『は・・・はい!』

 彼女の霊体がふわふわと体へ入っていく・・・

 そしてそこまでたたないうちに彼女は目を覚ました。

「お姉ちゃん・・・?」

「う・・・ぇ?」

「お姉ちゃん!」

「・・・ぇ?」

「いや・・・実は君の弟がだね・・・」

「あの・・・どうかな?」

「君な体に憑依してしまって・・・出てきたときには・・・」

「女の子の霊になってよー・・・そのまま元の身体に戻ったら・・・」

「身体も女のものに・・・変わってしまってですね・・・」

「弟が・・・妹に?!」

「あはは・・・胸も未発達だし・・・性具も今さっき取ってもらって・・・」

「というか・・・あなた・・・私の身体を・・・」

「あ。お姉ちゃん・・・ごめんな―」


 その後私たちは修羅場を見た気がする。

 手術して病み上がりというのに姉は妹の身体を弄び、

 姉弟は姉妹になっていた。

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